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浮気と離婚

浮気が原因で離婚する場合

暴力や酒乱、ギャンブルなどの経済的理由で、夫婦が不仲な場合には、その離婚理由は明らかであり、理解できるはずです。
しかし、ある日突然「離婚したい」と配偶者が言ってきても離婚理由が見当たらない場合には、異性問題が絡んでいるケースが多いのです。
長年連れ添ってきて、平穏な日常の中で急に「一人になりたい・・・」や「ずっと考えていたんだけど離婚したい・・・」などと言ってくる場合には、やはり、浮気しているかも?と疑ってみた方が良いでしょう。

浮気を隠して離婚する人が多い

自分が不利にならないように浮気を隠して離婚に踏み切る人が多いのが現状です。
慰謝料などによる金銭的な負担や離婚問題を複雑にしたくないために、自分の浮気を隠して離婚するのです。
実際に、夫や妻が浮気をしているにも関わらず、その証拠を抑えるどころか相手の不貞行為に全く気付くことなく、相手の思うがままに主張を聞き入れて離婚に応じてしまっていることはよくあるのです。
やはり、相手の本心がわからない、離婚理由を理解できない時には、不貞行為があるかないかを調べてみるべきでしょう。
結果的に真実が分からないまま相手の主張どうりに離婚をしてしまえば、離婚後には、精神的にも経済的にも辛い思いをしてしまいます。

浮気?本気?

浮気…心から信じて生活を共にしてきた配偶者に裏切られることほど、辛く悲しいことはありません。
配偶者の浮気の事実に直面すれば、愛情ではない複雑な感情が込み上げてくるでしょう。
「結婚生活は偽りだったのか?」   
「もう愛情は無くなったのか?」

浮気をした事実は言い訳できることではありませんが、冷静さを失い、怒りの感情に任せてその配偶者を罵倒したり、詰め寄ったりしてはいけません。
今、必要なのは、配偶者の気持ちを的確に把握して今後の対策を考えるとなのです。
「離婚したいとまで考えているのか?」
「浮気なのか?それとも本気なのか?」
間違った対応をしてしまうと、余計に嫌われて浮気相手に気持ちがどんどん行ってしまいます。

まずは、相手の本心を聞き出すことが重要です。
感情的な話し方をしても本心は口にしないものです。
あくまでも冷静に話し合って相手の気持ちを探って見た方が良いのです。
浮気がバレたのに、怒られないでいる方が浮気した側としては怖いもので、素直な気持ちを白状するものです。
冷静でいることが難しいでしょうが、絶対に感情的にならずに冷静さを保って話し合うことが一番良いのです。

浮気発覚 離婚する?離婚しない?

最近は浮気が原因で離婚をするケースがとても多くなってきています。
離婚理由で一番多いのは「性格の不一致」とされ、二番目が「浮気による不貞行為」なのです。
この「性格の不一致」の中にも、実は浮気が原因で不仲になってから「性格が合わない」と言い出している夫婦は多いと思われます。
信じて共に暮らしてきた夫や妻に裏切られてしまえば、離婚を考えてしまうのは夫婦として当然かもしれません。

浮気が発覚した場合の行動パターン

浮気が発覚した場合に取る行動としては、2つのパターンに分かれます。
まずは、浮気を絶対に許さない場合です。
浮気=離婚に発展する場合です。
この場合には、浮気相手と配偶者に慰謝料と謝罪を請求することができます。
きちんと取り決めることを取り決めた上で離婚した方が良いのです。

もう一方は、浮気=許す、という場合です。
本気か?遊びか?で分かれるのかもしれませんが、裏切られたショックよりも愛情が勝れば、離婚を決断することはできません。許してあげるしかないのです。
しかし、許してあげることで何度も浮気を繰り返す人がいます。
何度も辛い思いをしないようにするなら配偶者に「誓約書」や「念書」を書かせる場合もありますが、書かせることで気持ちが冷めてしまう場合もありますので相手の性格や夫婦関係によって考えた方が良いでしょう。 浮気相手に対しての慰謝料請求も同様のことが言えると思いますので注意してください。

1回限りの浮気は不貞行為!?

1回限りの浮気でも、浮気された側にとっては不貞行為になります。
しかし、裁判で離婚原因として認められる不貞行為とは、継続的であり、反復的である男女の肉体関係を伴う行為を不貞行為としています。
よって、1回限りの不貞行為は、離婚原因としては裁判をしても認められません。

1回の浮気なら許されるという意味ではなく、1回の浮気が夫婦仲を破綻させてしまった原因であるならば「婚姻を継続しがたい重大な事由」に該当し、離婚原因と認められる場合もあります。
離婚原因としての「不貞」は、その行為で「婚姻関係を破綻させたか」が重要視されます。
不貞行為をした側が清く謝罪し、深く反省して夫婦関係や家庭環境を見直して大切にしている場合など、同じ過ちを繰り返さないと判断された場合には「婚姻関係を破綻させた」とは言えないのです。

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